チェスのルールと駒の動かし方

はじめてチェスを指す人に向けて、対局に必要なルールをひと通りまとめました。駒の動きは図で確認できます。読み終わったら、そのままbotや友達と対局してみましょう。

  1. 勝ち負けの決まり方
  2. 盤と駒の並べ方
  3. 6種類の駒の動き
  4. チェックとチェックメイト
  5. 特別なルール(キャスリング・アンパッサン・プロモーション)
  6. 引き分けになるとき
  7. よくある質問

勝ち負けの決まり方

チェスは白と黒の2人で交互に1手ずつ指して、相手のキングを先に「チェックメイト」したほうが勝ちになるゲームです。先に指すのは白です。

チェックメイトとは、キングが取られそうな状態(チェック)から、どうやっても逃げられなくなった状態のことです。勝ち目がないと思ったら、自分から負けを認める「投了」もできます。

盤と駒の並べ方

盤は縦8マス×横8マスで、白と黒のマスが交互に並びます。右下のマスが白(明るい色)になるように置きます。お互いに16個ずつ、下の図のように並べて始めます。

初期配置(手前が白)。クイーンは自分の色と同じ色のマスに置く

マスの位置は、横を左から a〜h、縦を手前(白側)から 1〜8 で表します。たとえば「e4」は、左から5列目・白側から4段目のマスです。

6種類の駒の動き

動けるマス取れる駒

相手の駒がいるマスに動くと、その駒を取れます。自分の駒がいるマスには動けません。ナイト以外の駒は、ほかの駒を飛び越えられません。

キングKing

周りの8マスに1マスずつ動けます。取られたら負けになる、いちばん大切な駒です。相手の駒が利いているマスには動けません。

クイーンQueen

縦・横・ななめに、どこまでも進めます。いちばん強い駒です。

ルークRook

縦と横に、どこまでも進めます。将棋の飛車と同じ動きです。

ビショップBishop

ななめに、どこまでも進めます。最初にいた色のマスから出ることはありません。

ナイトKnight

「前に2マス・横に1マス」のような L字の形に跳びます。間に駒があっても飛び越えられる、ただひとつの駒です。

ポーンPawn

前に1マス進みます。最初の1回だけ2マス進めます。相手の駒を取るときだけ、ななめ前に進みます。

駒の動きがわかったら、さっそく指してみよう

botと練習する 友達と対局する

チェックとチェックメイト

次の手でキングを取れる状態をチェックといいます。チェックされた側は、次のどれかで必ず防がなければなりません。

どの方法でも防げなくなったらチェックメイトで、その時点で負けです。自分のキングがチェックされる手は指せません(ともだちチェスでは、指せない手は最初から選べません)。

チェックメイトの例。白のルーク(d8)の利きから、黒のキング(g8)は自分のポーンが邪魔で逃げられない

特別なルール

キャスリング

キングとルークを一度に動かして、キングを安全な端に移す特別な手です。キングを2マス横に動かし、ルークをキングの反対側の隣に置きます。

キャスリングの前
キングサイドにキャスリングした後

次の条件がすべてそろったときだけできます。

ともだちチェスでは、キングを選ぶと、キャスリングできるときは2マス先のマスに印が出ます。

アンパッサン

相手のポーンが最初の2マス進みで自分のポーンの真横に来たとき、その直後の1手だけ、1マスだけ進んだものとみなして、ななめ前に進んで取れます。

黒のポーンが d7 から d5 へ2マス進んだ直後、白の e5 のポーンは d6 に進んで d5 のポーンを取れる

プロモーション(昇格)

ポーンがいちばん奥の段に着いたら、クイーン・ルーク・ビショップ・ナイトのどれかに変わります。ほとんどの場合はクイーンを選びます。ともだちチェスでは、奥の段に着くと選ぶ画面が出ます。

奥の段に着いたポーンがクイーンに昇格

引き分けになるとき

次の場合は引き分けです。ともだちチェスでは自動で判定します。

ステイルメイトの例。黒の番だが、黒のキング(h8)はどこに動いてもとられてしまうので動けない

よくある質問

将棋とのいちばんの違いは?
チェスでは取った駒を自分の駒として使えません(将棋の「持ち駒」がない)。そのぶん、駒を取られないように守ることが大切になります。
白と黒はどう決める?
正式な大会では抽選などで決めます。ともだちチェスのbot戦では、白・黒・ランダムから選べます。友達との対局では「もう一局」で白黒が交代します。
まず何から覚えればいい?
6種類の駒の動きを覚えたら、とにかく指してみるのがいちばんの近道です。ともだちチェスでは駒を選ぶと動けるマスに印が出るので、動きを覚えていなくても遊べます。