囲碁のルールと遊び方
はじめて囲碁を遊ぶ人に向けて、ルールをひと通りまとめました。実は覚えるきまりはとてもシンプルで、5分読めば9路盤で対局できます。読み終わったら、そのままbotや友達と打ってみましょう。
勝ち負けの決まり方
囲碁は、黒と白の2人が交互に石を置いていき、最後に盤上で自分の陣地(石+囲んだ空き点)が広いほうが勝ちになる陣取りゲームです。
最初は盤の上に何もない状態から始まり、どこに打つかも自由です。まずは小さな9路盤(9×9)から始めると、1局5〜10分ほどで気軽に楽しめます。
盤と石・交互に交点へ打つ
リバーシや将棋と違い、囲碁では四角いマスの中ではなく、縦と横の線が交わる点(交点)に石を置きます。盤の端(一番外側の線の上)や四隅の角にも置けます。
- 黒が先手(先番)、白が後手です。1手ずつ交互に打ちます。
- 一度置いた石は、盤の上を動かすことはできません(相手の石に囲まれて取られたときだけ盤から消えます)。
- 盤の大きさは9路・13路・19路の3種類があります。ルールはすべて同じです。
石の取り方(呼吸点)
盤に置かれた石から、縦・横にすぐ隣り合う空いた点を「呼吸点(こきゅうてん)」(またはダメ)と呼びます。ななめは呼吸点になりません。
相手の石の呼吸点をすべて自分の石で埋めると、その石を盤から取り除く(抜く)ことができます。残り呼吸点が1つになった状態を「アタリ」と呼びます。
同じ色の石が縦・横に隣り合ってつながっている場合は、ひとつのグループ(連)として扱い、すべての呼吸点がなくなったときにまとめて取られます。
打てない手(自殺手とコウ)
すでに石がある点には打てないほか、次の2つの手はルールで禁止されています(ともだち囲碁では自動で判定され、打てないようになっています)。
1. 自殺手(着手禁止点)
打った結果、自分の石の呼吸点がゼロになってしまう場所には打てません。ただし、その手で相手の石を取れるときだけは、取った跡が空いて呼吸点ができるため打つことができます。
2. コウ(同じ局面の繰り返し禁止)
右上の図のように、お互いに1目ずつ取り合える形を「コウ」と呼びます。白がB8に打ってC8の黒石を1つ取った直後、黒がすぐC8に取り返すと、1手前とまったく同じ盤面に戻ってしまい、無限に終わらなくなります。
そのため、「盤全体が過去のどの局面とも同じになる手」は打てないルールになっています(ポジショナル・スーパーコウ)。取り返したいときは、一度別の場所に手を打って(コウ立て)、相手が別の場所に応じた次の手で取り返します。
パスと終局・死に石の扱い
お互いに陣地の境界が決まり、これ以上打つ場所がなくなったら「パス」ボタンを押します。黒・白が連続して2回パスすると対局終了(終局)となり、自動で得点を計算します。
【大切】相手の石は、盤上で取りきってからパスしてください:
ともだち囲碁では、終局後に死んだ石を手動で取り除く手順はありません。「盤上に残っている石はすべて生きているもの」として面積を計算します。自分の陣地の中に入ってきた相手の取れそうな石(死に石)があるときは、パスをする前に、呼吸点をすべて埋めて盤上から取り除いてください。
後述の面積計算では、自分の陣地の中に自分の石を何手足しても「自分の石の数+囲んだ空き点の数」の合計は変わらないため、自分の陣地の中でダメを詰めて相手の石を取りきっても1目も損をしません。
得点の数え方(面積計算とコミ)
ともだち囲碁では、コンピュータ対局でも広く使われているわかりやすい面積計算(中国ルール)を採用しています。
- 各プレイヤーの得点 = 盤上にある自分の石の数 + 自分の石だけに囲まれた空き点(地)の数
- 黒と白の両方の石に接している中立の空き点(ダメ)は、どちらの得点にもなりません。
- コミ(7.5目):先に打つ黒が有利なため、白の最終得点には7.5目が加算されます(9路・13路・19路すべて共通)。0.5目がつくため引き分け(持碁)にはならず、必ず白黒の勝敗がつきます。
終局すると、黒・白それぞれの地(囲んだ空き点)に小さな印が表示され、「黒 ◯目 / 白 ◯目(コミ7.5含む)」の内訳と勝敗が表示されます。
よくある質問
- 9路・13路・19路のどれから始めればいい?
- はじめてなら9路盤がいちばんおすすめです。1局が5〜10分ほどで終わり、石の取り合いや陣地の作り方がすぐに身につきます。慣れてきたら13路盤、じっくり打ちたいときは19路盤に進んでみましょう。
- 日本のルール(日本ルール)と何が違うの?
- 日本でよく使われるルールは「囲んだ空き点の数」から「取られた石の数」を引いて数えますが、ともだち囲碁の面積計算(中国ルール)は「盤上の自分の石の数+囲んだ空き点の数」を数えます。自分の地の中に手を入れて相手の死に石を最後まで取りきっても損をしないため、初心者でも終局の判定で迷わないのが特長です。普通の対局では、どちらのルールで数えても勝敗はほとんど同じになります。
- 相手の石を取らずにパスしてしまったら?
- 自分がパスしても、相手が打てば対局は続きます。2人続けてパスすると終局し、盤上に残っている石はすべて生きているものとして数えられるので、相手の死に石があるときはパスせず取りきってからパスしましょう。