将棋の用語集|初心者がまず覚えたい言葉を一覧で解説
将棋の解説や本を読んでいると、「詰めろ」「必至」「居飛車」など、はじめて聞く言葉がたくさん出てきます。この記事では、初心者がまず覚えておきたい将棋の用語を、場面ごとにまとめました。
盤と駒の用語
- 先手(せんて)・後手(ごて)
- 先に指す側が先手、あとに指す側が後手です。棋譜では先手を▲、後手を△で表します。
- 筋(すじ)・段(だん)
- 盤の縦の列が「筋」(右から1〜9)、横の列が「段」(上から一〜九)です。「7六」は7筋の六段目のマスです。
- 大駒(おおごま)・小駒(こごま)
- 飛車と角が大駒、それ以外(金・銀・桂・香・歩)が小駒です。大駒はとくに強力です。
- 成る(なる)
- 敵陣(相手側の3段)に入る・出る・中で動くときに、駒を裏返して強くすることです。金・玉は成れません。
- 持ち駒(もちごま)
- 相手から取った駒のこと。自分の番に、好きな空きマスに打って使えます(いくつか例外があります)。
- 駒台(こまだい)
- 持ち駒を置いておく台です。
序盤・戦法の用語
- 定跡(じょうせき)
- 序盤の、最善とされる決まった指し方の手順です。
- 居飛車(いびしゃ)
- 飛車を最初の位置(右側)のまま使って戦う戦い方です。
- 振り飛車(ふりびしゃ)
- 飛車を左側に動かして戦う戦い方です。四間飛車・中飛車・三間飛車などがあります。
- 囲い(かこい)
- 玉を金・銀などで守る形です。美濃囲い・矢倉囲い・穴熊などがあります。
- 角道(かくみち)
- 角が動ける斜めの通り道です。「角道を開ける」は、角の前の歩を突くことです。
- 飛車先(ひしゃさき)
- 飛車の前の筋のことです。「飛車先の歩を伸ばす」のように使います。
中盤・終盤の用語
- 王手(おうて)
- 次に相手の玉を取れる状態にする手です。
- 詰み(つみ)
- 王手をかけられた玉が、どうやっても逃げられない状態です。詰ませた側の勝ちです。
- 詰めろ(つめろ)
- 何もしなければ、次に王手を続けて詰む状態にする手です。
- 必至(ひっし)
- どう受けても次に詰んでしまう状態です。必至をかけたら、相手に詰まされない限り勝ちです。
- 寄せ(よせ)
- 相手の玉を詰ませるために追い詰めていくことです。
- 手筋(てすじ)
- よく出てくる、上手な駒の使い方のことです。
- 駒得(こまどく)・駒損(こまぞん)
- 駒の取り合いで、相手より価値の高い駒を多く手に入れた状態が駒得、その逆が駒損です。
- 両取り(りょうどり)
- 1つの駒で、相手の2つの駒を同時にねらう手です。
- 王手飛車(おうてびしゃ)
- 王手と同時に飛車もねらう手。玉を逃がすと飛車を取られてしまいます。
- 捨て駒(すてごま)
- わざと相手に取らせる手です。玉を詰みやすい場所へおびき出すときなどに使います。
- 合駒(あいごま)
- 飛車・角・香の王手に対して、間に駒を置いて防ぐことです。
- 浮き駒(うきごま)
- ほかの駒に守られていない駒です。両取りなどでねらわれやすくなります。
勝ち負け・対局の用語
- 投了(とうりょう)
- 負けを認めて、対局を終えることです。
- 千日手(せんにちて)
- 同じ局面が4回現れること。原則として引き分け(指し直し)になりますが、王手を続けて千日手にした場合は、王手をかけていた側の負けです。
- 持将棋(じしょうぎ)
- お互いの玉が敵陣に入り、どちらも詰ませられなくなった状態です。駒の点数で勝ち負けや引き分けを決めます。
- 棋譜(きふ)
- 対局の手順を記録したものです。「▲7六歩」のように書きます。
- 感想戦(かんそうせん)
- 対局のあとに、お互いに手順をふり返って検討することです。
- 待った
- 指した手をやり直すこと。正式な対局では反則です。
反則のくわしい決まりは将棋のルールと駒の動かし方で説明しています。用語がわかってきたら、序盤の指し方や囲いの記事も読んでみてください。