将棋のルールと駒の動かし方

はじめて将棋を指す人に向けて、対局に必要なルールをひと通りまとめました。駒の動きは図で確認できます。読み終わったら、そのままbotや友達と対局してみましょう。

  1. 勝ち負けの決まり方
  2. 盤と駒の並べ方
  3. 8種類の駒の動き
  4. 成り(駒が強くなる)
  5. 持ち駒(取った駒を使う)
  6. やってはいけない反則
  7. よくある質問

勝ち負けの決まり方

将棋は2人で交互に1手ずつ指して、相手の玉(王)を先に追い詰めたほうが勝ちになるゲームです。先に指す側を「先手」、後から指す側を「後手」と呼びます。

次の手で玉を取れる状態を「王手(おうて)」といいます。王手をかけられた側は、玉を逃がす・王手している駒を取る・間に駒を置いて防ぐ、のどれかで必ず受けなければなりません。どうやっても受けられなくなった状態が「詰み」で、詰まされた側の負けです。

勝ち目がないと思ったら、自分から「負けました」と認めて終わらせることもできます。これを「投了(とうりょう)」といいます。

盤と駒の並べ方

将棋盤は縦9マス×横9マスです。お互いに20枚ずつ、下の図のように並べて始めます。向こう側を向いている駒が相手(後手)の駒です。

初期配置(手前が先手)

マスの位置は「筋(すじ)」と「段(だん)」で表します。筋は先手から見て右から左へ1〜9、段は上から下へ一〜九です。たとえば「7六歩」は、7筋の六段目に歩を動かした、という意味です。

8種類の駒の動き

1マスだけ動ける何マスでも進める(途中に駒があればそこまで)

駒は前(相手側)に向かって置かれ、図は自分から見た向きです。相手の駒がいるマスに動くと、その駒を取れます。自分の駒がいるマスには動けません。

玉王将・玉将

周りの8マスに1マスずつ動けます。取られたら負けになる、いちばん大切な駒です。成ることはできません。

飛飛車

縦と横にどこまでも進めます(途中に駒があればそこまで)。攻めの主役になる強い駒です。

角角行

斜め4方向にどこまでも進めます。遠くから相手の陣地をにらむ駒です。

金金将

前・斜め前・横・真後ろの6方向に1マス。斜め後ろには下がれません。成ることはできません。

銀銀将

前と斜め4方向の5方向に1マス。横と真後ろには動けません。

桂桂馬

2マス前の左右どちらかへ跳びます。間に駒があっても跳び越せる唯一の駒です。後ろには戻れません。

香香車

まっすぐ前にどこまでも進めます。後ろや横には動けません。

歩歩兵

前に1マスだけ進めます。数が多く、攻めの最初の一歩や守りの壁として活躍します。

成り(駒が強くなる)

盤の向こう側3段(相手の陣地、「敵陣」)に駒が入ったとき、または敵陣の中で動いたとき・敵陣から出たときに、駒を裏返して「成る」ことができます。成るかどうかは自分で選べます(ともだち将棋では確認画面が出ます)。

竜竜王(飛車が成る)

飛車の動きに加えて、斜めに1マス動けるようになります。

馬竜馬(角が成る)

角の動きに加えて、縦横に1マス動けるようになります。

とと金(歩が成る)

金と同じ動きになります。銀・桂・香が成った成銀・成桂・成香も同じく金の動きです。

玉と金は成れません。また、一度成った駒は元に戻せません(取られて相手の持ち駒になったときは、元の駒に戻ります)。

歩と香車が一番奥の段に、桂馬が奥から2段目までに進んだ場合は、それ以上動けなくなるので必ず成ります。

持ち駒(取った駒を使う)

将棋の大きな特徴が「持ち駒」です。相手から取った駒は自分のものになり、自分の手番に、1手使って盤上の空いているマスに打てます。駒を動かす代わりに持ち駒を打つ、という選び方になります。

打つときは必ず成っていない状態(表向き)で置きます。敵陣に打っても、その場ですぐには成れません。次に動かすときから成れます。

やってはいけない反則

二歩(にふ)自分の成っていない歩がある筋に、もう1枚歩を打つこと。
打ち歩詰め持ち駒の歩を打って、その手で相手を詰ませること。歩を「動かして」詰ませるのは問題ありません。
行き所のない駒この先動けなくなる場所に駒を打ったり、成らずに進めたりすること(奥の段の歩・香車、奥2段の桂馬)。
王手放置王手をかけられているのに受けない手を指すこと。自分から玉を相手の駒の利きに動かすのも同じです。
千日手同じ局面が4回現れると引き分け(指し直し)になります。ただし、王手をかけ続けて千日手になった場合は、王手をかけていた側の負けです。

ともだち将棋では、千日手以外の反則手はそもそも指せないようになっているので、安心して練習できます。

ルールを覚えたら、さっそく一局。

botと対局する(よわい) 友達と対局する

よくある質問

「王」と「玉」の違いは?
動きはまったく同じです。慣習として、目上の人や上手(うわて)が「王将」、もう一方が「玉将」を使います。
先手と後手はどう決める?
正式には「振り駒」(歩を5枚投げて表と裏の数で決める)で決めます。ともだち将棋のbot戦では、先手・後手・ランダムから選べます。
まず何から覚えればいい?
駒の動きを覚えたら、とにかく指してみるのがいちばんの近道です。最初は「よわい」botを相手に、相手の玉を詰ませる感覚をつかみましょう。