将棋のルールと駒の動かし方
はじめて将棋を指す人に向けて、対局に必要なルールをひと通りまとめました。駒の動きは図で確認できます。読み終わったら、そのままbotや友達と対局してみましょう。
勝ち負けの決まり方
将棋は2人で交互に1手ずつ指して、相手の玉(王)を先に追い詰めたほうが勝ちになるゲームです。先に指す側を「先手」、後から指す側を「後手」と呼びます。
次の手で玉を取れる状態を「王手(おうて)」といいます。王手をかけられた側は、玉を逃がす・王手している駒を取る・間に駒を置いて防ぐ、のどれかで必ず受けなければなりません。どうやっても受けられなくなった状態が「詰み」で、詰まされた側の負けです。
勝ち目がないと思ったら、自分から「負けました」と認めて終わらせることもできます。これを「投了(とうりょう)」といいます。
盤と駒の並べ方
将棋盤は縦9マス×横9マスです。お互いに20枚ずつ、下の図のように並べて始めます。向こう側を向いている駒が相手(後手)の駒です。
初期配置(手前が先手)
マスの位置は「筋(すじ)」と「段(だん)」で表します。筋は先手から見て右から左へ1〜9、段は上から下へ一〜九です。たとえば「7六歩」は、7筋の六段目に歩を動かした、という意味です。
8種類の駒の動き
1マスだけ動ける何マスでも進める(途中に駒があればそこまで)
駒は前(相手側)に向かって置かれ、図は自分から見た向きです。相手の駒がいるマスに動くと、その駒を取れます。自分の駒がいるマスには動けません。
玉王将・玉将
周りの8マスに1マスずつ動けます。取られたら負けになる、いちばん大切な駒です。成ることはできません。
飛飛車
縦と横にどこまでも進めます(途中に駒があればそこまで)。攻めの主役になる強い駒です。
角角行
斜め4方向にどこまでも進めます。遠くから相手の陣地をにらむ駒です。
金金将
前・斜め前・横・真後ろの6方向に1マス。斜め後ろには下がれません。成ることはできません。
銀銀将
前と斜め4方向の5方向に1マス。横と真後ろには動けません。
桂桂馬
2マス前の左右どちらかへ跳びます。間に駒があっても跳び越せる唯一の駒です。後ろには戻れません。
香香車
まっすぐ前にどこまでも進めます。後ろや横には動けません。
歩歩兵
前に1マスだけ進めます。数が多く、攻めの最初の一歩や守りの壁として活躍します。
成り(駒が強くなる)
盤の向こう側3段(相手の陣地、「敵陣」)に駒が入ったとき、または敵陣の中で動いたとき・敵陣から出たときに、駒を裏返して「成る」ことができます。成るかどうかは自分で選べます(ともだち将棋では確認画面が出ます)。
竜竜王(飛車が成る)
飛車の動きに加えて、斜めに1マス動けるようになります。
馬竜馬(角が成る)
角の動きに加えて、縦横に1マス動けるようになります。
とと金(歩が成る)
金と同じ動きになります。銀・桂・香が成った成銀・成桂・成香も同じく金の動きです。
玉と金は成れません。また、一度成った駒は元に戻せません(取られて相手の持ち駒になったときは、元の駒に戻ります)。
歩と香車が一番奥の段に、桂馬が奥から2段目までに進んだ場合は、それ以上動けなくなるので必ず成ります。
持ち駒(取った駒を使う)
将棋の大きな特徴が「持ち駒」です。相手から取った駒は自分のものになり、自分の手番に、1手使って盤上の空いているマスに打てます。駒を動かす代わりに持ち駒を打つ、という選び方になります。
打つときは必ず成っていない状態(表向き)で置きます。敵陣に打っても、その場ですぐには成れません。次に動かすときから成れます。
やってはいけない反則
| 二歩(にふ) | 自分の成っていない歩がある筋に、もう1枚歩を打つこと。 |
|---|---|
| 打ち歩詰め | 持ち駒の歩を打って、その手で相手を詰ませること。歩を「動かして」詰ませるのは問題ありません。 |
| 行き所のない駒 | この先動けなくなる場所に駒を打ったり、成らずに進めたりすること(奥の段の歩・香車、奥2段の桂馬)。 |
| 王手放置 | 王手をかけられているのに受けない手を指すこと。自分から玉を相手の駒の利きに動かすのも同じです。 |
| 千日手 | 同じ局面が4回現れると引き分け(指し直し)になります。ただし、王手をかけ続けて千日手になった場合は、王手をかけていた側の負けです。 |
ともだち将棋では、千日手以外の反則手はそもそも指せないようになっているので、安心して練習できます。
よくある質問
- 「王」と「玉」の違いは?
- 動きはまったく同じです。慣習として、目上の人や上手(うわて)が「王将」、もう一方が「玉将」を使います。
- 先手と後手はどう決める?
- 正式には「振り駒」(歩を5枚投げて表と裏の数で決める)で決めます。ともだち将棋のbot戦では、先手・後手・ランダムから選べます。
- まず何から覚えればいい?
- 駒の動きを覚えたら、とにかく指してみるのがいちばんの近道です。最初は「よわい」botを相手に、相手の玉を詰ませる感覚をつかみましょう。